事務所からの最新情報や法律に関する情報をご紹介します。
2020年4月17日
お知らせ
毎年、群馬県警が、罪種別・警察署別等の認知・検挙状況を発表しています。
あまり具体的な数字で見てみることもない分野ですので、最新の令和元年(2019年)分と平成30年(2018年)分を比べてみます。
群馬県内での令和元年1月から12月までの犯罪認知件数は、1万1699件でした。
一日約32件の犯罪が認知されている計算です。
平成30年の1年間では1万2201件が認知されていますので、微減といったところでしょうか。
検挙件数は、令和元年が5987件、平成30年が6110件ですので、こちらも微減です。
以下、カッコ内に平成30年の件数を記載しますが、犯罪別にみると、認知件数・検挙件数とも最も多いのは窃盗犯であり、認知件数8095件(8629件)・検挙件数3650件(3863件)でした。
窃盗犯の類型別でみると、「非侵入盗」(いわゆる万引き)がその半数を占めています。
次に多いのが、暴行傷害等の粗暴犯です。
認知件数1161件(1161件)・検挙件数1080件(1075件)でした、粗暴犯のうち約91パーセントは暴行罪及び傷害罪で占められています。
「凶悪犯」という類型の殺人、強盗、放火、強制性交等(従前の強姦に相当します。)は、認知件数73件(72件)・検挙件数69件(70件)でした。
この類型は、裁判員裁判の対象事件となります。
管轄警察署別でみると、一番多いのが高崎警察署で認知件数2079件(2179件)・検挙件数1000件(1079件)、次が太田警察署で認知件数1834件(1903件)・検挙件数731件(918件)、以下、伊勢崎警察署、前橋警察署、前橋東警察署……と続いています。
高崎警察署、前橋警察署、前橋東警察署を合計すると令和元年で認知件数約4200件であり、全体の約3分の1を占める計算です。
当事務所では、群馬県全域での刑事事件を取り扱っております。
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~高崎事務所 所長 下山田 聖~
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