＜相談前＞

店舗として賃貸していた所有物件で火災が発生し、当該物件で営業していた相手方（賃借人）から、火災が賃貸人の管理不十分を理由に発生したものであるとして、逸失利益等５００万円を請求された。

＜相談後＞

当該物件につき火災保険未加入であったこと、相手方の電気動力設備に不適切な点があったことを指摘し、当方から２００万円を支払うことで和解した。

＜弁護士コメント＞

火災により建物や中にあった什器備品がほぼ滅失している状況であったため、出火原因等の特定が難しい状況でした。

しかしながら、限られた資料から貸借人側の物件使用方法に問題があったことを指摘し、賃貸人として全額の損害賠償義務を負うものではないことを主張しました。